恋のお伽話

恋のお伽話
2004/02/07

先日、｢セレンディピティ｣という映画をＤＶＤで観た。いくつかの
シーンなどは、もうほとんど｢君の名は｣同然のすれ違い(^o^) 始ま
ってすぐにラストが想像つくような、そんなラブコメディだった。

と、こんな書き方をすると、いきなり批判などを始めそうに見える
がなんのその(^o^) 役者がいいのか監督がいいのか、実にわくわく
させてくれる映画だった。久しぶりにラブコメディに魅入られた。
これはもう、恋のお伽話という以外にない!!

｢恋する遺伝子｣もヒュー・ジャックマンとアシュレイ・ジャッドが
よかったし、メグ・ライアンとダイアン・キートンがキュートだっ
た｢電話で抱きしめて｣も素敵だった。しかし結末が見えていて、こ
んなにドキドキしながら観たのはたぶん、この｢セレンデピティ｣が
初めてかもしれない。それぐらいよかった。なによりまず、こんな
ことをサイトに書き込み始めていること自体が(^o^)＼(^^ )

ジョン・キューザックが好きで、この映画を観てみようと思った。
彼は、どんな映画に出ても、｢一般人｣のような雰囲気で画面に登場
できるすぐれた演技者だ(^o^) そしてこの映画で初めて知ったケイ
ト・ベッキンセイルも、飛び切りの美女という表情ではないが、眼
がすこぶるつきに深く美しい。いわばさりげない美女だ。

この二人だから、いってみればこんな｢陳腐｣ともいえるストーリー
のラブコメを、見事にドキドキさえさせる楽しく心に残る映画に仕
上げてくれたのだろうと思う。この映画を観ていると、恋をするっ
ていうことが、ほんとうに特別なことなのだと思えてくる。まあ現
実は、こんなに素敵ではないのだろうけれど＼(^^ )ｺﾚ!!

キューザックは、子役時代からの長い経歴を持つすぐれた俳優だし
ベッキンセイルはなんとオックスフォードのインテリ。たしかにそ
ういう知的な雰囲気はある。しかしさりげなくキュートな役柄をさ
らりとこなしてる姿はさすがだ。この映画で初めてこの女優を知っ
たなどというとファンに笑われそうである(^o^)

こんなお伽話のような恋は、世の中にはありえないのだろうけれど
だからこそ、映画というフィクションの中で、みごとに生き生きと
したストーリーが動き出すのに違いない。でも、ありえないと思っ
ても、こういう映画を観るとまた、恋に憧れそうだ(*^-^*)＼(^^ )

ちなみに、映画の内容を宣伝用サイトから剽窃引用すれば････(^^;

｢12月のニューヨーク。クリスマスの買い物客で賑わうデパートで､
偶然同じカシミアの手袋をつかんだジョナサンとサラはすぐに惹か
れあうが、今の２人はそれぞれに恋人がいる。お互いに特別な何か
を感じた２人は、これが運命かどうか確かめることに。しかし偶然
は逆方向に働き、ジョナサンはサラの苗字も知らないまま別れてし
まう。数年後、結婚を控えたジョナサンはふとサラのことを思い出
す。そしてサラもまた、恋人のプロポーズを受けながらもジョナサ
ンとの出会いを思い出していた……｣

ヤッピー顔のジョナサンとキュートな英国女性サラの関係は、そん
な偶然、あるわけないと思いつつも、結構胸をキュンとさせられて
しまうロマンティックな物語である。

ケイト・ベッキンセイルの小粋なファッションや英国アクセントも
洒落たストーリーに魅力を添えている。タイトルの「セレンディピ
ティ」とは、「幸せな偶然」「偶然何かを発見する力」という意味
があるらしい。この映画の中に登場するニューヨークの老舗カフェ
の名前でもある。