On the Marion Street 2001/07/20 |
歌のうまい素敵な異性に耳元でしっとりと歌ってもらった経験のあ る人はおられますか。昨晩、とどはそんな思いであるストリートミ ュージシャンの演奏を聴いていました｡耳元経験(*^_^*)＼(^^ )は もちろんありませんけれど、昨晩の演奏は、例えてみれば、まさに そんな気分だったのです。実に幸せな１時間でした。 夜の11時半ごろ、イギリスへ料理の勉強に行くという友人の壮行会 をかねた、おじさん３人の呑み会の帰りでした。有楽町駅に向かう べくマリオン前の交差点で信号待ちをしていました。どこからか粋 なサックスの音が聞こえてきます。どうもマリオンから聞こえてく るような気がし、｢マリオンも味なことをするじゃん｣などと思いつ つ横断歩道を渡ると、なんとそれはストリート演奏でした。 もちろん思わず足を止めましたね。なんだかえらく気持ちのいい演 奏なんです。サックスが歌っていました。それも軽々と自在に。実 にうまい演奏なんです。しかも演奏に妙な外連(けれん)味がありま せん。聴いてくれよ的な卑しさのない演奏でした。 思い出したのはキース・ジャレットというジャズピアニストのケル ンコンサートを収めたＣＤでした。ピアノとサックス。楽器こそ違 え、そこに響いているのは、間違いなく、音楽家が音楽を心底愛し 楽しんでいる風情なのです。その姿に見惚れ、聞き惚れました。 最後の演奏が終わった後、楽器を片づけている彼のそばに寄ってい ろいろと話し込ませてもらいました。東京生まれの彼は、某有名自 動車メーカーの研究所に勤めている方で、年齢は38歳。両親も音楽 家だったとか。しかし音楽では喰えないという両親の思いから特に 音楽の英才教育を受けたわけではないようでした。 その彼が栃木県宇都宮の研究所へ入った後にサックスを手にし始め たのだそうです。｢だから僕の音楽は宇都宮の音楽なんです｣。そん な風に衒いもなく笑顔で語る話が印象的でした。ヤマハ管楽器カラ オケチャンピオンシップ全国大会で審査員特別賞を受賞したという のも、あの演奏なら頷けます。今もパソコンＣＤプレーヤーでその 演奏を聴いています。昨晩の光景をしみじみ思い出しながら。 いつか、スピーカーを通さない｢生｣の演奏を聴いてみたいと思いま す。昨晩の演奏もアンプ演奏でしたから。ライブハウスで彼の演奏 が聴けたらいいだろうなぁと思います。宇都宮ではたまになさるよ うですが、今度、出かけちゃおうかなぁ(^o^) いただいたＣＤには、HomepageのＵＲＬが記されていました。早速 うかがってＢＢＳに書き込みなどをしてしまいました(^^ゞ 皆さん もぜひのぞいてみて下さい。演奏を聴いてみたい方は、とどまでメ ールを下さい。３枚ほどＣＤをお預かりしましたので先着３名様に ＣＤをお譲りします。さあ、急げ!!(^o^)＼(^^ )ｺﾚ!! サックス奏者 中村健佐氏のHomepage http://www11.u-page.so-net.ne.jp/da2/kensuke/index.htm |
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