女ナポレオン西本智実

女ナポレオン西本智実
2003/02/08

更新のために日付の書き直していましたら、ちょうど一ヶ月ぶりでし
た。ずいぶん長いこと更新してなかったんですね(^^ゞ最近、どうい
う訳か、閑人の爺が忙しくなりまして(^^ゞ

ところで、件のタイトルです(^o^) 実は友人のＢＢＳで女性指揮者は
少ないという話をしていましたら、昨晩ＴＸ系の「たけしの誰でもピ
カソ」という番組で女性指揮者が登場していました。思わずチャンネ
ルをあわせて見入ってしまいました。なんとタイムリーな(^o^)

登場したのは、西本智実さんという今年３３歳になる女性指揮者でし
た。番組タイトルになんと件の女ナポレオンという文字が躍っていま
した。しかし背が高くてきりりとした顔立ちと肩ぐらいまでの少しウ
ェーブした髪の毛の様子は、確かにナポレオンっちゃぁ、ナポレオン
といえるかもしれません(^o☆)＼kon!! とっても美しい人です。

西本智実さんのプロフィールについては以下のＵＲＬにロングインタ
ビューがありますのでご覧になってみてください。容貌も＼(^^ )
http://www.usen.com/music/lifestyle/special/interview/
05.shtml

レニングラード音楽院 (本当はサンクトペテルブルク音楽院と表現し
なければならないんですけどこの方がとどには実感が･･･）において､
かのイリヤ・ムーシンに師事し、帰国後は岩城宏之氏に認められたと
いうあたりに、その指揮がどんな音を奏でるか想像がつきます。

かつてのソ連時代には、イェフゲニ・ムラビンスキーというおそろし
く重厚でまさにロシアの大地そのものという演奏をオケから引き出す
指揮者がいました。西本氏は主席指揮者になったオケを振ったときに
オケの底流にロシアの音を聴いたというようなことをいっていました
が、もしそうなら、今度彼女が指揮して発売するというチャイコフス
キーの交響曲第６番｢悲愴｣は、ムラビンスキーがかつて指揮した名演
のようなものになるのではないかと、胸が高鳴る気がします(^^ゞ

日本の女性指揮者といえば、小澤征爾氏に次ぎフランスのブザンソン
指揮者コンクールで優勝し、その後、国内オーケストラで活躍されて
いる松尾葉子氏が思い出されます。寡聞にしてその演奏はまだ聴いた
ことがありませんが、日本の女性指揮者草分けの一人でしょう。

ただ、西本氏はすこし特殊かもしれません。小さいころに観たロシア
バレーからロシアのミーム(meme＝文化遺伝子)を感じ取ったところが
あり、そのまままっすぐ指揮者の道に突き進んだ感のある人です。こ
の人がロシアのオケに惚れこまれて主席指揮者になり、これからロシ
アの音を引き出す仕事をしていくようになるわけです。これは女性指
揮者とかなんとかいうカテゴリーを超えた興味深い出来事でしょう。

いつか彼女の演奏会に絶対出かけようと思います。σ(^^ )の期待す
る音が鳴るかどうかは、そのときまで、期待を込めてお預けです(^^;
ちなみに、彼女の演奏会情報等は、以下のオフィシャルサイトで!!
http://www.tomo-nishimoto.com/