｢竹酒｣の発明

｢竹酒｣の発明
2001/07/22

すいません、今日も酒の話です(^^ゞ＼(^^ ) というのも先日新聞
で面白い話を見つけたのです。それは｢竹酒｣というものでした。す
でに新聞でご覧になっている方もおられると思います。

ところは広島県安佐北区阿佐。といってもσ(^^ )には､どこだか詳
細には分かりませんがいずれにしても広島のお話。こちらの岡田興
三さんという方が｢浸透圧利用により､竹に孔も空けずに竹の中へ酒
を入れる方法｣を発見されたというのが記事の趣旨でした。

なんでも、中国では、竹に入った水を呑むと不老長寿になるといわ
れるのだそうですね。まあ竹林の七賢人とか、中国文化において竹
は特別な意味があるようですから、上のような伝承があったとして
もおどろきません。いかにも中国的だなという気はしますけど。

件の岡田さんは、こうした故事に倣ったのか、竹に酒を染み込ませ
てみようと思い立ったのだそうです。筍のうちに注射器で酒を注入
したものは、その後、竹へと成長する間に腐ったようです(^o^)

そこで日本酒や焼酎の中に竹を節のついたまま沈めて１年２年とお
いてみたようですが、あまり芳しくなかったようです。ところが倉
庫かどこかに放っておいたものにたっぷりと酒の染み込んだものが
できあがったといいます。ダメじゃないと分かったようで(^-^)

そこで浸透圧をかけてむりやり竹に酒を染み込ませようと努力を続
けたんだとか。さまざまな試行錯誤の末に、1時間から1時間半ほど
機械にかけ、その後１日放っておくとよく染み込むということが分
かったといいます。多いもので一晩に650mlも入ったといいます。

そこで、特許出願中。やはり焼酎がいいようです。で、この酒にな
んと不思議な甘さがあるというのですよ。興味引かれませんか。ま
た味もさることながら、節のついたままの竹を割るとそこから焼酎
が出てくるなんていう趣向はそれだけでワクワクものです。

竹の成分分析をして、栄養価などの点で付加価値を見つけだせたら
と岡田さんは考えているようですが、健康にいいというより、竹の
不思議な生命力のようなものを宣伝したら面白いのに、などと勝手
なことを考えております(^o^)＼(^^ )

広島地方の方々、もしそちらで｢竹酒｣が販売されましたら是非、ご
案内下さい。そして送って下さい＼(^^ )baki!!