法務局の怪

法務局の怪
2001/07/03

昨日、無事に新たな会社の登記届けを提出しに行ってきました(^^)
それはそれで、いささかめでたいのですが(^-^) ただどうも登記を
した喜びがわき上がってきません。実はこんな訳が････。

事前に法務局相談窓口へ出向き、これまで揃えた登記上のさまざま
な書類についてのチェックを受け、本日最終仕上げをするとともに
初めて｢会社の実印｣となる代表印を押捺して、全部の書類を完成さ
せました。それはも涙ぐましい努力でして･･･＼(^^ )ｼﾞﾌﾞﾝﾃﾞｲｳｶ

一番、涙ぐましかったのは｢別紙｣といわれるものでした。会社の商
号、役員、株の発行数などを法務局に登録しておく用紙なのですが
これをコンピュータ登録を行っている法務局向けには、ワープロで
ＯＣＲ用紙に印字していかなければならないのです。

決まった様式のやや厚手の用紙に対して、１行の文字数、文字の大
きさ、行間ピッチを正確に割り出して印字しなければなりません。
この作業がまぁ、相当に煩わしい作業でして(^^ゞ早い話が、法務
局のコンピュータに読み込ませるための活字を、こちらがＯＣＲシ
ステムにあわせて作り込んでやらなければならないのです(^^;

やりましたよ。何度もダミーの紙に印字し、ピッチを変えたり上下
左右の空きを微妙に変化させたりして････。何度か印字して台紙に
透かし合わせて、これで大丈夫!! っていうまで(^o^)

でも、自分たちの会社設立を、代理人の司法書士などに任せずに全
部自分たちで理解しながら進めたわけですから、まあ、そういう煩
わしいことも、完成に向けて、だんだんと喜びに変わっていくよう
な気分も、醸成されてはいきました、はい!!(^-^)

で、１つ建物をおいた隣が法務局の出張所なので、事務所のメンバ
ーで、勇んで出かけました。いよいよ、自分たちの会社が社会的に
認知される、そういう記念的なひととき立ち会うために!!

ところが、ところがです。｢会社設立の登記依頼に伺いました｣と窓
口のお姉さまに申し上げましたら、｢そこの箱に入れて!!｣の一言だ
け。｢はぁ～?!｣と唖然としていると、１枚の小さな刷り物を渡して
くれました。｢登録登記補正｣と記された紙には、11日には審査が終
了するからそれまでは連絡をしてくるなと書かれていました。たっ
たそれだけで登記申請は終わり!! ものの10秒ぐらいでした(>_<)

箱に放り込んだ登記書類には、登記申請のために15万円の印紙が貼
付してあります。しかも、自分たちでやらなければ、その書類自体
に20万円以上の金銭がかかるものです。そんなものを、預り証も何
も発行せず、箱に放り込んで、はい!!さようなら!!です(^o^) もし
万が一、紛失したり破けたりしたらどうなるのでしょう!!

もう、笑っちゃいました(^o^)＼(^^ )・それだけではなくて、何だ
か妙に虚しい気分がわき上がってきました。笑いは乾いたカラ笑い
にならざるを得ませんよね。そんなわけで、肩すかしを食いながら
我々は、昼飯間近の時間だったので飯を喰いに行きました＼(^^ )

とまあ、そんな妙な｢法務局の怪｣を感じた一日でした(^^;