山笠を舁く宵は

山笠を舁く宵は
2001/06/27

昨日はまた、アホ丸出しのアップで(^o^ゞいかんなぁ～!!

昨日の昼間、あ!! これネタにしよう!! って思ったことがあったん
ですが、すでに忘れてしまいました(^^; 博多の続きを書きます。

数度、山笠に参加しました。博多っ子のマスターに連れられ、川端
通りの洋品店にて、地下足袋、締め込み、手拭いなど一通りを買い
揃えました。洋品屋にワンセット売ってるんです(^o^)

しかし、背中に｢中洲｣という字を染め抜いた｢水法被｣ばかりは、洋
品店で手に入りません。これは町内会に認められたものだけしか入
手できませんし、これを着なければ山笠には参加できません。

マスターのご紹介で、その水法被が手に入りました。基本的にはほ
とんど材料費程度の額をお払いすればいいのだそうです。ただ、心
ばかりの寄付をそれに添えるのが習わしだということをうかがった
ので、雀の涙程度の寄付をさせていただきました＼(^^ )

マスターの店で、博多区以外の福岡市民で｢山のぼせ｣をしている人
々と締め込みの着装をしました。この祭りは｢博多区｣だけの祭りで
すから、福岡市の他の地区に住んでいる人々は基本的には参加でき
ません。しかしいるんですよねぇ、どこにも山のぼせが(^o^)

ちなみに｢山のぼせ｣とは、山笠に熱を上げまくっているものをさす
言葉です(^o^) アホやなぁ～!!という響きがありますが、しかしど
ことなく､そんな男たちに対する愛情のこもった言葉なんです(^-^)

こうした博多地区以外の福岡市民で山のぼせの人々は、マスターの
ような紹介者を介して、町内会に通してもらい、とどと同様に水法
被を分けていただくのです。この水法被は、一度手に入れれば、そ
の後、ずっと使うことができます。年季の入った方の水法被は、し
っかりと洗い晒されて、貫禄のあるものになっています(^-^)

マスターに締め込みを締めていただきました。すっぽんぽんになっ
て、いわば相撲取りの｢まわし｣をすこし細くした程度のものを締め
るのです。相撲取り体型のとどに似合わないわけがありません(^^;
マスターから｢俺より偉そうにみえらぁ!!｣と尻をけっ飛ばされてし
まいました。｢まるで、赤手拭のごたぁる!!｣といわれながら(^o^)

｢赤手拭｣。これを｢あかてのごい｣と発音します。いわば｢若衆頭｣と
でもいえばいいのでしょうか。許されて赤い手拭いが持てるように
なった人々です。時にこれを頭に巻き付けています。一番脂がのっ
ている年期者で、山舁きの実質的隊長とでもいえば分かりやすいで
しょうか?! とにかく偉い人なんですよぉ～!!(^^;

店の中で、追山の時間を待ちます。12時が過ぎ、１時が回り、それ
までさんざめいていた雰囲気が変わってきます。男たちがだんだん
と無口になっていくのです。そして、さてそろそろという頃に、そ
こに集った｢山のぼせ｣たちからは、なんともいえない男っぽい緊張
感と熱気が漂い始めます。この瞬間がなんともたまりません。ほん
とに背中が粟立つ気がします!! 病みつきになりますねぇ。

打ち揃って町内の寄合所へ向かいます。赤手拭クラス以上である古
参の方々には、さまざまな役割が振られています。道を占拠するた
め、周辺一帯の交通整理も水法被姿の人々がやります。もちろん警
察官も出動します。しかし、街を行く人々はこの水法被をきて交通
整理の腕章をつけた者のいうことしかききません(^o^)

｢前、きらんかい!!｣といわれたら、誰でもさっと道を空けます。こ
れが山笠に集う人々のルールのようです。山を安全無事に、そして
勇猛果敢に走らせたい。誰もが同じ願いでいるからでしょう。

寄合所から三々五々、櫛田神社前に集います。10人程度の集団を作
り､｢おいさっ!! おいさっ!!｣という、腹からの声をやや控え気味に
発する独得のユニゾンで軽く小走りの体で進みます。それが山を舁
く者たちが櫛田さんへ向かう姿です。そのユニゾンは、男たちが自
らを鼓舞するように響きます。櫛田さんの前通りには、すでに今年
の装いに彩られた立派な｢山｣がでんと控えて待っています。

この１トン以上ある｢舁き山｣。これを舁いて５キロを走破します。
そして町内の中央に飾られる高さ数メートルの｢飾り山｣。それぞれ
は、高名な博多人形師たちが１年をかけ、丹精込めて作り上げたも
のです。その意匠たるやみごとという他はありません。

そして祭りの緊張感は、これを見る人々をも包み込んで、否応なく
高揚を極めていくのです････(^^ゞ＼(^^ )ｶｯｺﾂｹﾙﾅｯﾁｭｳﾉ

やっぱ終わらん!! つぅ～びぃ～こんてにゆう～♪＼(^^ )baki!!
ん?! ｢ど｣が最後に入るんでしたっけ(^^ゞ