麻布十番商店街

麻布十番商店街
2001/06/20

麻布でいきなり反応をいただきました(^^ゞやっぱ有名な街なん
ですねぇ。この街は戦前まで35区のひとつでしたが、戦後、赤坂
や芝と合併して港区になったんだそうですね。

そんな歴史を調べてみると、とどの故郷である芝が港区になった
のは、なんとσ(^^ )の生まれた翌年!! とどは港区生まれでは
なく実は｢芝区｣の生まれだったんですねぇ～!! ﾋﾞｯｸﾘ(!o!)

麻布の歴史を訪ねると、江戸時代には、江戸城の南にあって大名
や武家が多く住んだところだといいます。坂の多い街としても知
られ、鳥居坂、永坂、芋洗坂、笄(こうがい)坂、仙台坂などはジ
モティに今も親しみを込めてその名を呼ばれています。

また、幕末に至って善福寺にアメリカ公使館が置かれたことなど
から、明治以後も外国の大公使館や領事館が数多く集まって洋風
の洒落た雰囲気が広まり、その結果、一帯は高級住宅地になって
いった歴史も持っています。麻布という響きにどこかステイタス
を感じさせる匂いがあるのはそのためかもしれません。

麻布十番も、城南地区最大の商店街として開け、戦前までは高級
住宅地をひかえた東京旧市内の繁華街として栄えました。その名
残りか、永坂更級などの伝統的な店が今も残っています。

しかし戦後になって繁華街はターミナルに移り、ここは旧き商店
街として遺されました。そんなせいでしょうか、今、麻布十番商
店街にはいくつかの気取った老舗はあるものの、メインストリー
トともいえる部分は、とても気楽な下町っぽい商店街です。

先日、この商店街の印章屋さんで会社の印章を作りました。手彫
りの印章を頼み、お金を払って帰る我々に向かって後ろから｢せ
いぜい精進させていただきます｣という声が届いてきました。な
んとも粋で気持ちのよい職人の言葉だなぁと実感した次第(^-^)

また一昨日は、友人と銀行へ出かけた帰りに、焼き鳥のいい匂い
をあたりにまき散らしている店に、４時頃からついふらふらと入
り込み、お茶替わりのビールとおやつ替わりの焼き鳥に舌鼓をう
ってきてしまいました。戸を開け放ち、葦簀(よしず)がかけられ
た｢一杯呑み屋｣の風情は、どう見ても下町でした(^^ゞ

なんだか、とっても暮らしやすい雰囲気の街です。ちょいとビー
ルをひっかけた後、二人で｢いい街だよねぇ｣と言葉を交わしなが
ら事務所に戻って仕事を続けました(^o^)

善福寺も以前取材で訪れたことがありますので、その辺の話もま
たおいおい、させていただきます(^-^)