鳴き竜現象､見聞記

2000年８月22日午後３時。東京国際フォーラムに行った。話題
になっている新たな｢鳴き竜｣現象の場を、わざわざ見に行っ
たのだ。場所はガラスホール棟とホール棟を結ぶ渡り廊下。ガ
ラスホール棟の地下一階、総合案内所の向かい側であった。上
の写真はその渡り廊下を入り口から眺めたところである。

現場には、ＮＴＴサイバースペース研究所による解析が絵入り
でやさしく解説されている。詳しいことはそちらを参照してい
ただきたい。＞[解説参照]□しかし実際に手を叩いてみても、素
人には、二次元の｢鳴き竜｣といわれる世界的に珍しい現象の実
感はあまりない。小学校の修学旅行で初め日光東照宮の鳴き竜
を聴いた時は感激したものなのだが(^^ゞ

たしかに解説の通り手を叩いたわずか後に｢ビュン!!｣と音が上
がっては聞こえる。しかし畢竟それだけなのだ。同行の一人は
｢もしこれが有料だったら怒るよ!!(^o^)｣と笑っていた。

[鳴き竜サンプル音]

それよりも、ガラスホール棟そのものの方が興味をひいた。地
下１階から見上げるホール全体は、まるでガラスの宇宙船のよ
うである。その広大な空間の片隅で、鳴き竜よろしくもう一度
手を叩いてみた。すると｢ビィ～ン!!｣という面白い反響音が聞
こえる。こちらの方が素人にはよほど楽しかった＼(^^ )

しかもガラスホール棟には、ガラス面の高さ十数メートルのあ
たりにスパイラル状のスロープが作られている。ここは特別に
許可がなくても歩けるというのでエレベーターで７階まで上っ
て歩いてみた。しかしそれが失敗だった(ｰｰ;

スパイラルの途中に宙空を横切って渡り廊下がぽつんと浮いて
いる。そこを歩いたとたん、高所恐怖症のσ(^^ )はほとんど
目眩(めまい)状態になってしまったのだ(>_<)

しかし、高所恐怖症がない方になら実に眺めのいい未来的シン
ボル空間である(^-^) 鳴き竜現象の体験とともに、ひと遊びす
るには楽しいかもしれない。お薦めである。

[ データ ]
東京国際フォーラム
住所：〒100-0005千代田区丸の内3-5-1
電話：03-5221-9000(代)
建物面積：約21,000平方ｍ
階数高さ：地上11階･地下３階、約60ｍ