INET以前の全米ネット

INET以前の全米ネット
2001/06/18

友人から、面白い話を聞きました。日本とアメリカの通信インフラ
の話をしているときでした。彼から｢INET以前全米をカバーする唯
一のネット媒体はなんだったと思う｣と聞かれたのが話の始まり。

色々と考えましたねぇ。全米では日本のような所謂｢全国紙｣という
スタイルの新聞がありません。何せ｢時差｣を考えなければいけない
国の話ですから、そんなもなぁ、成立しやしません。

某Ｙ紙が｢発行部数世界一｣などと誇っていますが、世界中、どこの
新聞も、読者対象のセグメントを｢エリアを含めて｣きちんとするこ
とでアイデンティティ創出を心がけているわけです。だから、そも
そもジャーナリズムとして発行部数を唯一の誇りにするような真似
は、実はとんでもなく恥ずかしいことなんでわ(^o^)＼(^^ )

新聞じゃないとすると、アメリカでは大昔からあの広い国土でもの
を売るために発達させた通信販売の制度がありますから、そのカタ
ログかなとも思いました。しかし、こちらも購買層や製品の区別が
あるから単一紙面が全国に行き渡ることはない。はて何だろう?!

余談ですが、西部劇時代からアメリカの通信販売網はよくできてい
ました。しかしまだ写真のない時にパンフレットにおいて、どうや
って製品の姿を伝えたかというと、それは克明なエッチングの絵で
した。この絵がよくできていて、今でもデザインの小道具としてよ
く使い回されています(^o^) 業界秘話でした＼(^^ )

閑話休題。ところで、件の媒体ですが、友人が教えてくれた答えは
｢牛乳パック｣でした。なるほど。新鮮な牛乳を運ぶために、毎日新
たに出荷される牛乳パックは、たしかにどこの家庭へも配達される
紙媒体には違いありません。ｳｳﾑ､ﾅﾙﾎﾄﾞ!!

そういえば、キッドナップ等で行方不明になる子どもたちの多さは
アメリカ社会の重要な社会問題であり、その子ども探しのために牛
乳パックに写真を刷り込んで｢尋ね人｣としていた話は、たしかに記
憶にあります。あれは、そういう事情だったんですね。

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ニフティでは、一部サイトにおけるアクセス集中のためにテレホタ
イムの閲覧に極めて時間がかかるか、ヘタをすると表示がなされま
せん。日本一のプロバイダーがこれですからねぇ。日本の通信イン
フラの貧困さは推して知るべしでしょう＼(^^ )ｺﾚ!!